エアコンのそうじ
大阪では、しばらく晴れた日が続いています。
急に雨になることもあり、天候が不安定です。
そろそろ梅雨に入っていく気配です。
じめじめしてきて、除湿でエアコンをつけることもあるのではないかと思います。
そろそろ買い換えようかな?掃除で済まそうか。と考える人、何も気にせず使い続ける人、色々だと思います。動かないとかであれば、「修理」となるのでしょうけど、動いて、冷たい風がでれば、OKという人も多いのではないでしょうか。
今回は、エアコン洗浄を行なう立場から見た掃除(特にカビ)に関して、書いてみたいと思います。
それではご自宅のエアコンの汚れの確認をして見ましょう。
下記、自己責任にてお願いします。自信の無い方は、止めておいた方が良いです。
脚立や踏み台をつかいますので、落ちないよう十分注意してください。
エアコンの真下ではなく少し手前に足場を置くと楽に観察できます。
電源を切り、カバーをあけてみてフィルターを取って中を見てください。(古いタイプだとフィルターがスライド式で中を見れないタイプもあります。その場合はカバーをはずすねじが、本体下部2,3箇所に隠れているのでゆるめてカバー全体をはずします。)
金属部分(フィン)が明らかに真っ黒だったり、ほこりで埋まっている場合は重症かもしれません。フィンは、素手で触らないようにしてください。場合によっては手を切りますので。
フィンが黒い場合はカビです。洗浄が必要でしょう。
色も銀色、埃もそんなに無いという方は、大丈夫でしょうか?
電源が停まっていることを確認後、吹き出し口も見てください。懐中電灯があれば中を照らしてみてください。筒状の幅広いものがあると思います。これがファンです。
白い綿のようなものが表面ついていたらそれは埃です。軽い埃ならエアーダスターで埃を落とせます。この場合そこらじゅう埃だらけになりますので、マスクをし、下部には埃をかぶったらまずいものは撤去しておいて下さい。埃が舞うのがいやな方は止めておいたほうが良いです。
コツはダスターをかけると羽根が回転しますので、歯ブラシで回転をとめながらダスターをかけていくことです。全体にまんべんなくかけることです。汚れがひどい場合、かからないところとかかったところのムラが出来ると、ファンの回転にムラができ振動の原因となります。しかしこの方法でも除去できるのは大きい埃のみで、羽根の内側にこびりついた汚れは除去できません。
ファンが廻ることによって、上の銀色のフィンの部分(蒸発器)から空気を吸い込み吹き出し口から吸い込んだ空気を排出し、それを繰り返して部屋の空気を冷やしたり温めたりしています。
エアコンのしくみ:ルームエアコン解体新書
http://www.eakon.jp/structure/decomposition/sikumi.html
エアコンの冷える仕組み | ダイキン工業株式会社
http://www.daikin.co.jp/naze/hieru/index.html
よく素人さんで、外部と部屋内で空気が循環していると思われている方がいらっしゃいますが部屋の中だけで循環しています。(最近は例外で外の空気を交換する機種もあります)
よってカビ等の胞子は、循環し増え続けます。
ファンの1枚1枚の羽根の内側はどうでしょうか。昔のファンは金属製や白いプラスチックですので汚れが良く見えると思います。最近は黒色のファンが多くパッと見ではわかりづらいですので綿棒等を羽根の内側に差し込んでなぞってみると良いでしょう。(電源は必ず落としておいてください、羽根がその部分だけ割れて一周なくなりますよ)
ファンの向こう側のカーブしている部分に、黒い点がついていれば、カビと思われます。羽根の中の汚れも見てください。表面に白いものがついていれば埃のかたまりです。
黒いからといってカビとは断定できないのですが(排気ガス等も黒い)斑点状についていればカビの可能性が高いです。茶色い汚れは油やタバコのやにや線香の煙です。
次にルーバーはどうでしょうか?
風の向きをかえる羽根ですがそこにも黒い粒がついていませんか?
以上の箇所で汚れがついていれば、カビが生えていますので、ご自分で綿棒や割り箸の先に布を巻きつけて掃除してください。といいたいところですが、綿棒くらいでは、たぶんきれいに取れないと思います。
注:蒸発器(熱交換器)の内部に生えたカビは上記の判断だけではわかりません。どうしても気になる方は、電気屋さんか、そうじやさんに任せましょう。
業者によって、スチームを使ったり、スプレヤーで終了したり、色々作業方法が違いますのでよく調べてください。
基本的には、洗剤で洗浄し、よくすすぐことが大切です。
すすぎが不十分ですと匂いの原因となりますし、残留洗剤によってカビが余計に生えることもあります。
エアコン洗浄スプレーなるものが販売されていますが、個人的には、かなり汚れている場合にはおすすめしません。1缶で蒸発器全体の汚れを除去するのは厳しく、圧力も弱く汚れが除去できず、汚れを奥に押し込める結果となり汚れが内部に残ります。羽根の掃除も出来ません。すすぎをしないということは何らかの薬剤が残るということですので、かびが大量発生する可能性が高くなります。お客様のところで均一に蒸発器全体にカビがはえているところで「スプレーをかけて掃除されたことはありますか?」と問うとたいがい使われたという返事が返ってきます。
明らかに軽いと判断できるものには良いと思いますが、汚れが軽いかひどいか素人さんには把握しにくいので使わないのが賢明でしょう。
テスト:エアコン洗浄スプレー:エアコントラブル相談室
http://www.eakon.jp/buse2/cleaning_supure.html
外から見てきれいでも洗ってみると汚水が黒いこともよくあります。
エアコンの構造上、冷媒が部屋の空気から熱を奪うときに水が発生します。
よってその水にカビが付着しますので、生えないようにするというのは不可能ですが、生えにくくすることはできますので、普段から以下の点を参考にしてもらえれば、生える量も減り業者を呼ぶことも避けることが出来るかも知れません。
- シーズン突入前に、フィルターは必ず掃除する。
- 市販の洗浄剤には内部の部品を溶かすものもあり、使用時注意が必要。
- カビ汚染がひどい場合は業者に掃除を依頼するのもよい。
- 運転開始直後5~10分は窓を開放しておく。
- エアコンの内部の湿度を下げるために送風運転する
- 毎日8時間エアコンを使っている家庭では、冷房6時間、送風運転2時間を続けることをお勧めします。冷房を消した後、すぐに送風運転に切り替え てください。8時間もエアコンを使っていない家庭でも、なるべく早めに送風運転に切り替えると、電気代も安くなり、カビのいやな臭いもなくなります。
- かびとれーるや納豆菌カビパッ君ゲル等をエアコンの吸い込み口近くに置き、カビを生えにくくする。
- フィンの部分を、はぼきや吸い口ノズル等でフィン方向に沿って掃除機掛けする。力を入れすぎるとフィンが寝るので注意。
- ホームセンターとかで売っている、パネル表面に貼り付ける薄いフィルターを取り付ける。(レンジフードフィルターのようなもの)この場合汚れたらすぐ取り替えること。放置すると吸引力の低下や故障の原因になります。
- シーズン後も掃除をして送風で1日回してしまうようにする。よくカバーをかけておられる方がいらっしゃいますが、きちんと内部を乾燥せずカバーをしてしまうと逆効果でカビが発生することもあります。
以上これからエアコンを使用するに当たって、少しでもお役に立てばと思い書いてみました。汚れを判断していただき業者に任すか、自分で出来る範囲で(出来ることは限られますが)おこなう参考にしていただければと思います。
あとお客様から、「どのくらいのサイクルでエアコンクリーニングを行なったらよいのか」という質問は訪問するたびにありますが、これについては
- 使用頻度の違い
- 設置場所の違い
- 部屋内のそうじの方法違い
等で一概に言えないのが正直なところです。
同じお宅でも台所のレンジフードの付近に設置しているものと、年何回かしか使わない和室とでは、汚れの質が全く違いますし、子供さんの多いところとご老人だけのお住まいとでも違う。アトピーの方がいらっしゃるところとそうでないところでは、空気の汚れに対する価値観が違ってくると思いますし、その家庭の生活状況によって千差万別です。
ただ1つ言えることは、お部屋のお掃除がゆきとどいていないお宅はエアコンも汚れる傾向にあるということです。それだけ部屋の汚れ(カビやばい菌も含む)をエアコンが吸い込んでいるということだと思います。
よってエアコンを汚さないようにするには、常日頃のお部屋のお掃除が大切です。
次回は、最近のエアコン機能に関してメーカーごとに見てみたいと思います。
では。
参考
クリーンエアワールド|ダイキン工業株式会社
http://www.daikinaircon.com/catalog/air/2_air_arekore/07_mold.html
ためしてガッテン:過去の放送:?にお答えします
http://www3.nhk.or.jp/gatten/archive/2005q3/20050831.html
エアコンの臭い エアコンのカビに注意 結露でカビ発生
http://www.chaff-scallop.co.jp/kabinioi/eacon/eacon1.html
エアコンフィルター&その奥まで調査隊 | エアコン | ナショナル
http://national.jp/product/air/aircon/filter/
改めて申し上げますが、上記作業等自己責任にてお願いします。自信の無い方は業者にお任せくださいね。
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コメント
いろんな事が知れて良かったです
ありがとうございます
投稿: | 2008.08.08 04:34