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エキスポランド 風神雷神Ⅱの事故から3日

Expolandkannrannsha

やはり、車軸の交換は15年間行われていなかった。

切断面がまっすぐになってて、金属疲労特有の破壊断面らしい。

いつもながらに、息つく暇もなく、あちこちでの報道。

>国土交通省は6日、全国の遊園地やテーマパークに対しジェットコースター全基の緊急点検をするよう、関係自治体を通じて要請した。

遅いんですよ。言われたからまた皆動く。それの繰り返し。


さっきもラジオでいってたけど、このような点検に関する、法律も、今のような絶叫型施設がない頃の物で、これといって厳しい決まりがあったわけではなかったという。

その都度基準を変えなかった、国の責任も大きいと思う。企業側も自主的な行動がなかった(要は法律で決められたから、チェックする、決まりがないから放置するというレベル)まま、今に至っていることも大きな問題だと思う。


風神雷神2は1日3回、始業前や営業中に社員が車輪や車軸などを点検していたほか、月1回と、1月10日~2月末の冬季休園期間に年1回の定期点検を実施していた。

 いずれも目視による点検で、部品内部の傷などは把握しづらいため、同社は年1回の「年次点検」にあわせ、自主的に主要な部品を分解。その際、磁粉を使っ たり超音波で検査したりして、微細な傷を調べる「探傷(たんしょう)検査」を実施していた。今回破断した車軸も検査対象だった。

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200705070021.html

細かい亀裂が急激に破断したのだろうか。

コースターの老舗トーゴが2004年に倒産。そのあとの部品交換とか、どうなってたのでしょうか?

"株式会社トーゴ(昭和10年創業)の時代より、当社では遊園地施設の大型遊具機器を取り扱っておりますので、ジェットコースター、観覧車、メリーゴーランドなど、遊園地施設における娯楽施設は全て当社へお任せ下さい。
また、メンテナンス業務も行っておりますので、ご相談下さい。"

株)トーゴ(1935年設立)より独立。九州支店の業務を引き継ぐ。
  (株)トーゴ九州として九州を拠点として営業を行う
http://www.k-togo.com/company.html

普通なら、こちらが引き継いでというのが筋だと思うけど。
どうなっているのかはよくわかりません。

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PS:ここら辺の話

エキスポランド事故|きち@石根
http://ameblo.jp/disclo/entry-10032745360.html

”この「風神雷神2」というスタンディング型コースターというのは
設計製造はトーゴ(花屋敷の親会社・ちなみに経営者はなぜか山田一族)
という倒産した会社の商品なんですが今はメンテナンスを「泉陽興業」が行っているという形になっているらしい。
でこの泉陽興業はご存じのとおりエキスポランドの山田社長が会長をしているのですが
風神雷神のメンテをやっている形「らしい」というのは、実態とは少々違うという意味。
実際は立案・基本設計がトーゴで実施設計、製造、施工は泉陽興業です。
つまり、今回の事故は、運営責任も、管理責任も、製造責任も
実質すべてエキスポランド側に責任があるわけで
メーカー責任だなんだという免責の部分が一つもない。”

大阪民国NEWS: 【ケンチャナヨ】エキスポランドを運営する「泉陽興業」とは
http://www.osaka-minkoku.info/news/20070506-1147.htm

”エキスポランドの実質的な運営会社は大阪市浪速区の「泉陽興業」。遊具製造業。
株式会社エキスポランドは泉陽興業の子会社、というか同じようなもん。

遊具製造業者が遊園地の運営をしているわけです。

泉陽興業の代表取締役会長(開業当時は社長)「山田三郎」氏がエキスポランドの社長を兼任している。

ええ、ええ…もはや「一企業のずさんな体質」どころでは済まない問題だということが分かって参りました。

エキスポランドは天下り天国だった。
創業当初から役人と政治屋の利権でズブズブだったわけです。無償の土地で「入園料」を取り、売上金の95%を取り、売店・食堂ではしっかり12%もの歩合を取る。35年間濡れ手に粟の「泉陽興業」。”

もうこれ以上は語ることないですね。ふぅ~。

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それ以前にも13年あるのだから交換していないのがおかしいし、金属疲労は最低でも5年に1回は、金属顕微鏡で検査する必要性があるらしい。

でも、こういう事は、人によっても言うことが違うし、その対象物によってもまちまちだと思う。素人考えでも3年に1回は必要だと思う。今回はそれすら行っていない。


今出てた。↓

 

"同種の立ち乗りコースターがある遊園地は他に4カ所あり、すべてトーゴ社(04年に会社更生法が適用され倒産)製。車軸の交換時期の明示はないと されるが、北海道のルスツリゾートは85年ごろ設置し、これまでに複数回、車軸を交換したという。川崎市のよみうりランドは7年ごとに、岡山県倉敷市の鷲 羽山ハイランドは4、5年ごとに車軸を交換。熊本県荒尾市の三井グリーンランドは、91年に導入し05年6月に交換した。ところが、エキスポランドは「異 常がなかった」として、92年に設置当時の車軸をそのまま使用していた。"
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070507k0000e040060000c.html

"エキスポランド社が今年2月に吹田市に提出した事故機の定期検査報告書で、今回の事故で破断が起きた車軸も含め、全検査項目を「A判定(=良好、指摘なし)」としていたことがわかった。"
http://www.asahi.com/special/070505/TKY200705050187.html

 

検査方法・体制おかしいんですよね。きっと。

国も早急に決めごとを作るようにお願いします。

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コメント

デトロイト閣下さま、コメントありがとうございます。

遊園地も競争の波にさらされ、エキスポもUSJができてから、顧客の流れが変わり、苦戦を強いられているといいます。(もう今後は、だめかなあ?)近くの小さい昔ながらの遊園地(ポートピアランドや宝塚ファミリーランド、奈良ドリームランド、あやめ池遊園地等)次々と閉鎖する中で、生き残るためには、今以上のアトラクションを置き顧客を呼び寄せる事が最重要課題だったのでしょう。その反面他の遊園地の閉鎖によって大名商売の考えで、儲かってるんだから、いいだろうという甘えもどこかに見え隠れします。

なくなっていった遊園地のビジネスモデル(お年寄りから子供まで誰でも楽しめる)ちょっと一息付ける場所という部分に回帰しなければいけない時期に入ってきてるのではないかと思います。もちろんそのままでは、ビジネスとして成り立ちませんので、規模ばかりを重要視するのではなく、小さくても皆が楽しめる物、客寄せパンダにならない方法を考えなければいけませんが。はっきり言えるのは、コンセプトもなくアトラクションで客引きする時代は、とっくに終わっているということでしょう。

現場のすぐ近くに住んでいる者にとって、今回の出来事は、悲しくもあり残念でなりません。
今後どうなっていくのか注視したいと思います。

ありがとうございました。

投稿: nori | 2007年5月 8日 11:27

はじめまして、デトロイト閣下です。
これからもよろしくお願い致します。
今回の脱線事故は未然に防止出来た筈です。
今後の捜査の進展により、エキスポランド側の杜撰な管理体制のベールを脱がされる事となるでしょう。
遊園地は子供の夢であり、大人の憩い場でもあります。
この様な貴重なオアシスを提供するにあたり、お客様第一主義の姿勢を貫かなければならないのは自明の理です。
今後一切、この様な悲劇が起こらない事を切に願うばかりです。

投稿: デトロイト閣下 | 2007年5月 8日 02:53

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受信: 2007年5月10日 22:21

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