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商品の売り方に関して思うこと

光触媒技術を利用して、汚れを防ぐ方法が幅広く広まった頃から、掃除を楽にするということに注目が集まり、今では、掃除ブームということもあって身近な家庭用品にも掃除のしやすさをアピールした商品が増えてきました。

松下電工の「アラウーノ」は、今までの便器の概念を覆す内容でかなりヒットしていますね。
しかし、賃貸住宅の方(自分も含めて)には、商品自体の存在を知っていてもどうしようもできないんですね。
既存の便器で汚れを付きにくくしようと思えば、コーティングすればいいのだが、一般的ではない。もうすこしコーティングや既存の便器でクリアできる方法が確立されれば利用する人も増えるとは思うんですが。その辺の顧客を取り込めたメーカーが勝ちだと思う。現状では一部の顧客しかターゲットになってないですよね。


記事に、「成功事例を見てもわかるように、消費者は掃除機能に高い関心を示す。ただ、三洋は業務用機器、松下電工は施工ルートでの販売。市場に認知させる力が問われ る。「機能が優れていても負けることはある」。松下電工の住建マーケティング企画グループの辻岡大輔氏はこう話す。成功をつかむには確かな商品力に加え て、マーケティングなどの販売政策と一体になった取り組みが重要だ。」とある。

コーティングの技術もあがっているのにいまひとつ認知されない。
施工している業者も誰もが知っている業者なら顧客もとっつきやすいが、名も知れない業者がいくら写真等で説明しても難しい部分はあるし、一旦痛んで傷になった部分の汚れは完全に取り去ることが厳しいから、既存の便器を掃除して新しくコーティングするにも限界があるのかもしれないが。

やはり、名の知れた業者が強力なマーケティング力によって、安心だということを広めてもらうか、営業経費をかけれない小さな業者が他社にはない技術力の高さをもって口コミでコツコツと顧客を増やすか?
やはりいずれにしてもマーケティング力は、重要なファクターを占めるのだと思う。
技術力はあっても、売り方を知らなければ、顧客は集まらない。



皆さんは「セフィオンテクト」という言葉をご存知でしょうか?
実は汚れの付きにくい便器はとっくの昔にTOTOさんが実現しているのです。
このページを見ればTOTOさんがトイレの掃除という部分に対して力を入れていることがわかります。もちろんINAXさんもプロガードや抗菌キラミック等を導入し応戦しています。

しかし、同じような汚れ防止の技術なのになぜ「アラウーノ」の認知度はあって、セフィオンテクトやプロガードの認知度は上がらないのか?

自分なりに考えてみると、第一に商品のコンセプトからして全く違うのだと思います。
TOTOやINAXは、既存の便器+αと言う考え方、一方松下は、電化製品の一部という位置づけだと思います。

材質が陶器でなくアクリル樹脂、音楽が流れるトイレ、洗剤がトイレを洗う。全く今までにはないものなのだから顧客が興味を持たないはずがないです。
使用目的や汚れが付かないと言う部分はどのメーカーも一緒なのです。
それ以外の付加価値でインパクトを与えることで、一度見聞きしたら頭から離れない。

これこそマーケティング力の賜物だと思います。

そう考えると、これからTOTOとINAXも十分巻き返しをはかれると思います。
ただ、トイレというものが家族の中で唯一簡単に作れるプライベート空間であるということをもっと意識すればの話ですが。そういった時代の流れをいち早く察知した結果「アラウーノ」はヒットしたのでしょう。


それにしても

”アラウーノ投入前のタンクレストイレの国内シェアは約7%。今では20%にまで上がった。戸建て用、新築マンション用に加え、マンションリフォーム用も追加。多様な商品群で、一層のシェアアップを狙っている。”

コレってすごいことです。あの短期間のうちに13%もシェアを伸ばすとは。マスコミを利用しての宣伝力も効果を発揮したのでしょうね。

今回の「アラウーノ」の快進撃を見て、固定概念で商品を作っていくことの害を見たような気がします。もちろんそこには技術力も必要ですが、顧客に「あっ!」と思わせる仕組みを作ることも重要なんだなと思いました。

掃除を商品にする場合も、いつもと同じ方法で営業し、何か言われたら値引きばかりして、なおかつ自分は他社よりこんなに技術力があるなんて自己陶酔しているようではだめでしょうね。

”「機能が優れていても負けることはある」”
掃除業界にもよくありますね。せっかくいい技術を持ってるのに。。。。ってこと。
売上がいいとこが技術力が高いかと言えばそうでもないですよね。

業界の平均以下のレベルじゃ問題ですが、一定レベルの技術があれば、あとは売り方次第だと思いますね。


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既存のトイレを簡単に汚れ防止トイレに変身させるのが当たり前になる時代が早く来て欲しいですね。だれか敷居の低い安心できる業者さんいませんかね。(笑)

それにしても、何から何までお掃除機能。なにがメリットなのか、本当にトータル的に費用をかけた分、メリットはあるのかを消費者もよく研究して選んだほうがいいです。

便乗する者も現れるから気をつけた方がいいですね。



"業務・住設機器にも“お掃除機能”-三洋電・松下電工が上位追撃

2007年08月02日

 自動で内部をきれいにする“お掃除機能”を搭載した製品のすそ野が広がっている。エアコンに代表される白物家電で注目の掃除機能が、業務用の液晶プロジェクターや住宅設備のトイレにも採り入れられた。メンテナンスの手間を省く機能は利用者の関心が高い。ニーズの具現化で事業拡大に結びつける。(大阪・大友裕登)

 【長寿命化】

 三洋電機の高輝度プロジェクター「LP―XP100L」は、12キログラム以下の中型機でランプが一つのタイプ(一灯式)として業界最高輝度。加えて新開発の「アクティブ・メンテナンス・フィルター(AMF)」システムを搭載した。

 AMFはカートリッジに10枚分の長さのフィルターを巻いて収納してある。フィルターの目詰まりを吸気の風量から検知し、汚れて交換が必要な部分を自動で巻き取る。10回のフィルター交換がカートリッジを1回交換するだけで済むようになる。フィルターの寿命は業界最長の1万時間。メンテナンスの手間を大幅に軽減する。

 【シェア争奪戦】

 AMFの機能が発揮されるのは、天井からつり下げる大型の劇場などへの設置。天井に取り付けるとフィルター交換に手間がかかるため、メンテナンス効率の良さが訴求点となる。

 三洋はAMFを中・大型の液晶プロジェクターに順次搭載する。同社の液晶プロジェクターの世界シェアは現在OEM(相手先ブランド)供給を含めて9%強(金額ベース)で、セイコーエプソンに次ぐ2位。荒田正プロジェクター事業部副事業部長は新技術で「トップに返り咲きたい」と意気込む。エプソン追撃の武器と位置づける。

 松下電工は全自動お掃除機能付きトイレ「アラウーノ」を発売し、TOTO、INAXの先行2社を猛追している。アラウーノに新技術を惜しみなく注入した。まず便器の素材に従来の陶器を使わず、有機ガラス系新素材を採用。水あかがつきにくく、ついても落としやすくした。

 また、水の中に気泡を含ませる新洗浄方式で、水を流すたびに汚れを洗浄する機構を搭載。掃除の手間を省く機能が受け、販売台数を急激に伸ばしている。

 アラウーノ投入前のタンクレストイレの国内シェアは約7%。今では20%にまで上がった。戸建て用、新築マンション用に加え、マンションリフォーム用も追加。多様な商品群で、一層のシェアアップを狙っている。

 【製販一体】

 お掃除機能といえば、松下電器産業の家庭用エアコンに搭載されている「お掃除ロボット」が有名。フィルター掃除が不要となる利便性に注目が集まり、販売を強力に支えた。05年度にダイキン工業を抜き、国内シェアトップに返り咲いた原動力といえる。

 成功事例を見てもわかるように、消費者は掃除機能に高い関心を示す。ただ、三洋は業務用機器、松下電工は施工ルートでの販売。市場に認知させる力が問われる。「機能が優れていても負けることはある」。松下電工の住建マーケティング企画グループの辻岡大輔氏はこう話す。成功をつかむには確かな商品力に加えて、マーケティングなどの販売政策と一体になった取り組みが重要だ。"
http://www.asahi.com/digital/nikkanko/NKK200708020020.html

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