「カビストップ洗面器」「びっくり湯桶(ゆおけ)」「イオンパワーのおけ」防カビ洗面器効果なし
銀イオン効果で、置くだけでピカピカになると売り出している、風呂で使う洗い桶に効果が認められないというニュース。
銀イオンや亜鉛イオンの効果で浴室にカビを生えにくくすると言う商品。
かなり、売れていたと思う。大ヒット商品だ。
よく似た商品が三恵精機(埼玉)、ナルプラ(栃木)にもある。
一個5000円以上する高級?洗面器です。
多くのレビューではカビが生えにくくなったという意見が結構あったが、同じくらい効果を期待したい(結果は出ていない状態)や、カビが増えたという意見もあった。
自分自身も全ての商品をチェックすることは出来ないし、この商品に関しては身近に使ったことのある人もいないので、ネットでの使用感から効果を推測するしかない。
たまたま偶然にも、つい一週間前に、カビだらけの風呂掃除にお伺いしたお宅の方も、これを注文したと言っていた。「あれは生えにくいようですね」と話してはいたものの、効果がなかったとは。
確かに日用雑貨では、あやしい商品も中にはある。掃除を行っている立場からして、あきらかに「これじゃ効果はないだろう」とか、「なぜこの商品がこんなに売れるのか?」と思うこともある。
そのような商品は出来るだけ紹介しないようにはしているつもりなのだが、やはり作った当人でないとわからない事も多いのが現実。出ている情報を鵜呑みにするしかない。
効果がない事が真実ならば、効果がないとわかった上で販売していたということだろう。
顧客の弱みにつけ込んだ商売だ。
事実、浴室のカビや掃除で困っている人を実際に見ていれば、このようなことは簡単にできないだろう。
顧客側もどんな情報を選択し、排除するか自己判断がますます重要になって来ているのだろうと思う。判断するためには、それなりに勉強も必要なのだが、洗面器一つ購入に当たってどこまで調べることが出来るのかというのもある。先日のミートホープの事件もいい例だ。
最終的に商品を作る側のモラルが問われるということだろう。
それにしても、こんなの見れば買っちゃうよね。
"防カビ洗面器、「置くだけでピカピカ」根拠なし 公取委
2007年06月29日
「銀イオン効果で、置くだけでピカピカになる」などと、防カビ効果をうたった浴室用や台所用の洗面器を製造・販売していた13社に対し、公正取引委員会は29日、表示された効果に具体的な根拠がなく、景品表示法違反(優良誤認)にあたるとして排除命令を出した。
命令を受けたのは、製造・販売元が三恵精機(埼玉)、藤田金属(大阪)、ナルプラ(栃木)の3社。04年2月以降に約14億5000万円の売り上げがあったという。3社の製品を売った高島屋(大阪)やベルーナ(埼玉)など通信販売業者10社も処分を受けた。
商品名はそれぞれ「カビストップ洗面器」「びっくり湯桶(ゆおけ)」「イオンパワーのおけ」などで、いずれも、商品の外箱や販売会社のホームページ上で、おけにくんだ水をかけたり、おけ自体を置いておくだけで、銀イオンや亜鉛イオンの効果により、カビや細菌の発生を抑えることができるなどと表示していた。
公取委が13社から提出された資料を調べたところ、効果を裏付ける具体的な根拠はなかったという。高島屋は「チェック態勢の強化をはかりたい」とコメントしている。"
http://www.asahi.com/housing/news/TKY200706290381.html
2008.2追記
まだ売ってるんですね。湯おけ。
表示が問題で効果はあるとしていますが。
表記についてご迷惑をおかけしてしまい
誠に申し訳ございませんでした。
今回、皆さまからの強いご要望に応え
係る表記を訂正し
ついに販売を再開させていただきました!
とある。
効果を裏付ける具体的な根拠はなかったという公正取引委員会の発表は何だったのだろうか?ん~よくわからない。
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